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赤い人 / 吉村昭

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赤い人 / 吉村昭

 

 

 

北海道開拓史実の裏舞台

北海道の原野を開墾するという国策にあたり、赤い獄衣を身に着けた囚人たちの無報酬の労働力を利用した北海道開拓裏面史。

囚人の労力によって拓かれた土地、道は今も利用されている。物語の舞台となるのは、現在は、米、メロン、切り花などの農業を主体とした北海道樺戸郡(かばとぐん)月形町。冬は積雪も多く極寒の地。

当時の囚人たちは足枷に足袋も支給されず重労働を課せられる。当然ながらこの過酷な条件下では死に直結することも。

樺戸監獄の囚人と看守の壮絶な物語をじっくりと。著者/吉村昭「新装版 赤い人 (講談社文庫)

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新装版 赤い人 (講談社文庫)

 

町名の月形とは樺戸集治監の初代典獄(所長)の月形潔の姓に由来する

現在では、月形樺戸博物館にて集治監の開監から廃監までの39年の歩みを豊富な歴史資料の展示再現の見学が可能です。 

新選組隊士だった長倉新八が1882(明治15)年1886(明治19)年まで樺戸集治監で看守たちの剣術師範を務めていたそうです。 

 

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